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シガレット・ラブ  ルチル文庫

雪代 鞠絵さんは2冊目かな。
明らかに好みでない作品を挿し絵買いした経験があったため
なんとなーく敬遠していたのですが(自分敬遠してばっかり)
木下さんが挿し絵だし手にとってみました。もとい注文ボタン押してみました。

シガレット・ラブ
雪代 鞠絵 / / 幻冬舎コミックス
ISBN : 4344810058

あらすじ(自作)
恋人の暴力によって大けがを負い病院に運び込まれた智紘。
それをきっかけに医師・高藤に匿われ、ひとときの幸せを得る。
しかし、そんな智紘に元恋人・崇の魔の手が…。

なんか安っぽいなあ。。自分が書くと。
結構重い話です。




この感覚なんて言えばいいんだろ…。
痛くて…泣ける作品です。
依存と憎しみに近いものに変わってしまった愛
あと…あれか。大人の包容力?いい作品だったなあ…胸に響きました。

とにかく…とにかく元恋人である崇の執着心が半端ないです。
DVの典型的なパターンってやつなんでしょうか。
しかしここまでに書かれているのはあまりないかも…
しかも代議士の3男という地位があるのでその経済力にものを言わせ
ひたすらにまで追い詰めまくります。

そしてね…「智紘…智紘それじゃだめだ!」と結構叫んでしまいます。
「共依存」っていう言葉が結構頻出するのですが
まさしくこれなんだなあなんて。ひとつ勉強になった。

ほんのひとときの幸せを得ているときの智紘が愛おしくて…
これは反則だ…!!初えっち…結構萌えました。
が、あまりにも「……」が多すぎて多すぎて多すぎて。
結構はるひん系…?なんて思いましたの。
「…」の数では今まで見てきた中でも1番のような気が。。結構喘ぎますよね。

書き下ろしは高藤の従兄弟の話ですね。
まあ…お子さんだなあ…って。同年代なせいか「んー…」って少しもにょり気味。
これがもう少し大人になると可愛いと思えるのでしょうか。
もう1人の大人びた子の方もなあ…。いつか次回作出るのかな。

まあでも悲しくて痛い話が好きな人にはオススメです。
by syukarin71 | 2007-05-21 00:04 | BL小説レビュー


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