恋のはなし  砂原糖子

やっと届きました。
もうずっと待っていて待っていて。読めて本当に幸せ。
ディアプラスの砂原さんは本当に良い。
そう感じた作品でした。


あらすじ

ホテルマンの多和田はゲイである己に罪悪感を抱き、
29才になるこの年まで恋愛経験がなかった。
ある日、親友の石野から男性を紹介されることになる。
待ち合わせ場所に現れた男に多和田は一目で惹かれるが、実はそれは別人。
来られなくなった相手の代わりに伝言を頼まれた石野の従兄弟、新山が、
美貌なのに初心な多和田に興味を覚え、ゲイのふりで話を合わせていたのだ・・・・・・。
偽りから始まるトゥルーラブストーリー


恋のはなし (新書館ディアプラス文庫 181)
砂原 糖子 / / 新書館








まず・・・あとがきが面白かったです。
「ディアプラスのエロ部門作家、砂原糖子です!」
ときました。砂原さんのあとがきはいつも面白いです。

確かにいつもよりはエロ増量で
結構喘いでいました。
29才童貞の多和田がどんどん淫乱になっていく姿・・・良かったです。
しかしエロ増量といってもそれはディアプラス基準。
一般的なBLより多少・・・ってな感じでしょうか。
というか何がエロいって高久先生の挿し絵なんです!
久々に挿し絵で「うおぅ」となりました。
茂みです!ディアプラスなのにうっすらとした茂みが!!(エキサイト)
ディアプラス初かな~と思ったのですが、セブンティーンドロップスでも茂みはありました。
って自分の茂みに対するこだわりはどうでもいい・・・笑

攻めの新山は割と最低な男です。
伝言を頼まれただけだったのに、ゲイである多和田に興味を抱き
そして自身の脚本のネタにしてしまう。
それは後々多和田を傷つけます。当然か。

だけど、多和田視点と新山視点が交互に描かれていて
新山が最初は好奇心からだったのかもしれないけど
どんどん多和田に惹かれている姿がわかったので
自分は新山がどうしょうもない最低最悪の男とは感じなかったです。
これは自分が男だからか?この前美しいこと(木原音瀬)を読んだからか?
でも、意地悪なやつではあります。そこはタイプ・・・。
わざと放置しちゃったりしたりもしますが、そこは嫉妬でしょうし。
時折子供っぽくなるところが可愛かったのです。

そして受けの多和田は、清潔なようで淫乱です。
だけど頭が良くって。読んでいてすごく好感が持てました。
童貞であることにコンプレックスを抱いているかと思っていたのですが
そうではなかったかも。だけどいちいち悩んじゃったりそしてすごい純情だったり。
手を繋がれたことで、多和田は「恋」を実感するのですが
その時の

ぼやけた視界に映る背中は広い。
少なくとも、自分を規格外として扱ったりはしない背中。
想うことすら許されなかった片恋の相手とは違っている。
__信じられない
好きになってもいいんだ。この男を、好きになってしまっても許される。
この心情にキュンとしました。
ゲイであることは早くから実感していたけど
今一歩踏み出せず、そしてノンケに恋をする絶望感も味わったりして。
好きになってもいい・・・それだけで嬉しいっていうことにキュンキュンしました。

そして行為シーンもスパイスが効いていてよかったです。
多和田が可愛いんだなこれが。自分は淡泊だと思っていたのに!ってところもまた。
ノンケなはずなのに段々と変わっていく新山がこれまた良かった。
鏡プレイは気持ちが通じ合っていない段階だったのでちょっとアレでしたけど。。

書き下ろし部分もまあ楽しめました。
でも雑誌掲載の部分である程度完結はしていたかな。
初心なリーマン好きにもちょっぴり意地悪な年下好きにもオススメです。
高久さんの挿し絵に「ムッハー」ともなれますよ!
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by syukarin71 | 2008-02-11 20:48 | 砂原糖子関連


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