九つの、物語    橋本紡

テスト二週間前とか大会前とかって読書が弾みますねー☆
家にあったので読んでしまいました。
ハードカバーで結構分厚いのですが、実は300P程度なので
あんまり時間がかからずに読めました。
橋本紡さんはラノベ出身の作家ということもあってなのか
すっごく読みやすい文章を書きますね。


とても淡々とした話です。
1つの設定以外は・・・(ネタバレになるので避けます)

9つの章に分れていて、1つの章に1つの小説が紹介され
その紹介される本のエピソードなどとまじえて本編も展開されていきます。
紹介される本は、田山花袋「蒲団」や井伏鱒二「山椒魚」など古い小説です。
どの本もすごく気になって読みたくなってしまうのがまたすごいなあと。

帯に書いてある登場人物は3人ですが
印象的な人物はたくさん出てきます。
メインはやはり兄妹の会話ですが。

自分は、この本の主人公はちょっぴし苦手なんですが(いや女だし)
魅力溢れるたくさんの男キャラクターがすっごく好きで好きでワクワクしました。

スマートで料理上手でお喋りも上手い兄、禎文もすごくいい。
優しくて品がよくって、つくところには筋肉がついている(←重要)彼氏、香月君はかっこいいし
田山花袋を「たやまはなふくろ」と読んだ、友人紺野君もすっごく魅力的!

男の子たちの描き方が上手い小説ってすごくいいですよね。

物語の核心は結構隠されていて
読者が自分で解釈をしないといけないのかもしれません。
果たして、伊勢で母子は何があったのでしょうか。
自分なりに考えたりもしましたが、全然明後日の方向ぽいので頭の中だけに留めておきます。


ちょっぴり不思議で、読後感が心地よい小説を求めている人にはいいかもしれません。
男の子たちもかっこいいですよ!(まだ言うか)


九つの、物語
橋本 紡 / / 集英社
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by syukarin71 | 2008-05-25 22:14 | 日常


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