硝子の花束    杉原理生

今日は疲れたので日記書かないつもりでしたが・・・。
ていうか半休止しているはずでしたが・・・。
書かざるを得なくなった・笑

読みました。
杉原さん×ハイジさん。


・・・吐きそうになりました。読むの辛かったよ。
もうずっとずっと切ないのです。終始切ないのです!!
死んでしまった兄の恋人(脩君)×大学生(瑛)です。
この2人、実はお隣さんで主人公が幼稚園児のときからの付き合いです。
だから幼馴染みものにも入るのでしょうか。

割とありがちな設定・・・に見えるかもしれません。
兄が死んだ直後、一度関係を結んだ・・・という設定もまた。

だけど、それを究極形にするのが杉原本。
杉原さんの本は復帰してからは全部読みましたが
1番じれったくて1番切なかったです。

現在→過去→現在と進むのですが
この過去の部分はこれまで読んだ本で1番泣きそうになったかも。
キュンキュンではなく、締め付けられるような痛さがありました。吐きそうになった。
だんだんと明かされていく真実と真相。
特に、さらりと突き放す脩君のあの場面はもう読む手が止まりました。
本当にキツかった・・・。読めなくなりそうだった。
現在に戻ったときの安堵感は何とも言えなかったなあ。

だからこそ最後の章の大円団が物足りなかったです・・・。
この締め付けられるような痛さをすべて「良かった!」にしてくれるには
些か淡泊だったような・・・。別に悪くはないんですけど・・・。
何か脆く崩れてしまいそうな読後感でした(どういう例え)


全体的にポエミーな感じで進むし
人によってはだいぶ読みづらく感じるかもしれないです。
そして主要人物が故人を含め5人いるのですが
ほとんどが男同士ということに葛藤を持っていないので
それはどうなんよ・・・ってちょっと思いましたが
ハイジさん絵のキャラクターはとってもかっこかわいかったので
ありかな、と納得しました。ハイジさん絵はほんと素晴らしかったな~!

サブキャラの本宮と円城寺・・・スピンオフで出ないかな。
特に円城寺は眼鏡です。あーハイジさんの挿絵本当に良い。

杉原さんだと、高星さん絵の「世界が終わるまできみと」がすごく好きなのですが
これに匹敵するくらい好きです。
杉原さんの書く、回想シーンがもうたまらなく好きなんです。

とにかく切ない。胸が締め付けられるほど切ない本です。
絵もとっても可愛いですし、オススメしたいかも!!
10年以上の片思いと紆余曲折。読み応えはあります。



硝子の花束 (幻冬舎ルチル文庫 す 2-4)
杉原 理生 / / 幻冬舎コミックス
☆☆☆☆
[PR]
by syukarin71 | 2008-08-23 22:59 | BL小説レビュー


<< 不実な男   久我 有加 半休止のお知らせ >>