さようなら、と君は手を振った   木原音瀬

昨日は祖母の家に泊まりにいって
この本を読んでいたのですが
「どんな本を読んでいるの?」と祖母に聞かれ超焦りました。
しかも表紙を見られそうになった・・・!!

BL本は表紙はまともなのが割と多いですが
この本は裸2人ですからね・・・ダメでしょー・・・。
帯があるだけまだマシですが、帯を取ったらイヤンな部分が・笑
口絵は割とまともなのになあ。

まあ例の如く小遣いをせびって(・・・)もらってしまったのですが
その小遣いはほとんど本代にあてられることでしょう。。
まあでも・・・こうやって人は教養を深めていくのですよ!うん。

ちなみに、そのあと7才のいとこにも本を読んでいるところを見られ
活字の部分なら大丈夫だろーと思ったら
そのシーンは行為シーンでした(・・・)色々と心臓に悪いです。はい。
いや、だったら出先に持っていくなって話でしょうか・笑


さあすごい前置きが長くなりました。
最近、木原さんのしんどい本が多かったので
さようなら~はまだ甘めかな?なんて思ったり。
エルゴで大筋の話は知っていたので、啓介は続編でもああなのかなと思ったのですが
意外や意外。なんかいい男に成り下がっていました。。
いや、「成り下がる」って表現もどうかと思いますが。



従兄弟の氷見啓介が田舎から上京してきた。なし崩しに面倒を見ることになった誠一は、
アパート探しを手伝いながらも、実は気まずい思いだった。十年前の夏、啓介に心酔した
誠一は、「高校を卒業したら迎えにくる」と約束したまま、戻らなかったのだ。相変わらずの
ダサいメガネ、髪形、服装にうんざりしつつも、誠一は再び欲望のままに啓介を抱くように
なる。しかし啓介は優しく受けとめるだけで…。



さようなら、と君は手を振った (Holly NOVELS)
木原 音瀬 / / 蒼竜社
☆☆☆(3.5)








とにかく出会いと別れが繰り返されます。
何回離れたんだろ?
まあその不安定な関係がたまりませんでした。

10年前の夏の思い出に対する啓介の思いがキュンときました。
そりゃ・・・好きになりますよね。
そして、連絡が来なくなってからも一途に想い続けていた啓介が悲しい;
帯の「僕は本当に君が好きだった」という言葉に濃縮されている気がします。

この作品は雑誌掲載文の1話目だけで完結しているな~と思った印象もあります。
あの田舎の風景の「引き」はうっとりしてしまいました。


だから、続編「僕がどんなに好きか、君は知らない」は甘さ・・・増量・・・?でした。
いやはてなマークが着くのはやはり痛さはありましたが。
木原さんの当て馬は単なる当て馬で終わらないのが良いですね。
柊はかなり良かったですv

ただね・・・子供に見せるのはやめようよ・笑

このタイトル(僕が~)ってどっちの思いんでしょうかね。
この話は、啓介視点だから啓介の思いと取るのがいいと思うけど
話の内容を見ると、誠一の思いっていう方がすんなり来るのですが。


で、書き下ろし分「空を見上げて、両手を広げて」は
啓介の子供の貴之と柊のお話し。
貴之の微妙なテンション具合はきっとアレのせいですよね・・・笑
でも、何考えているのかわからないキャラが大好きなので良かったです。

これ、旧ノベルズの掲載分だけだと
全然終わっていないですよね~。
2があってようやっと完結したって感じ。だから読めてよかった。


「痛い」よりも「切ない」という思いが強かったです。
だから木原さん初心者にもオススメできる感じかも。
読み終わった後、ぼんやりと何かが残る感じが好きな人にはオススメです。



でも作中で黒縁眼鏡完全否定は、眼鏡っ子の自分としては「センスが悪い」と突きつけられている感じがして悲しかった・笑
今、都会では黒縁つけている人いないんですか!?

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by syukarin71 | 2008-10-04 22:51 | BL小説レビュー


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