カテゴリ:BL小説レビュー( 128 )

永遠の昨日   榎田 尤利

榎田さんの絶版本の中でもかなり高価格で取引されているこの作品。
運良くお貸し頂き読むことができました。
って・・・読んだのは結構前になるんですけどね^^;

で・・・感想は・・・
率直に言うと、どうも入り込めませんでした。

この作品がファンタジーだってことを知らなかったんですよねorz
自分・・・苦手なんです。非現実的な世界がorz
いや小説にこんなこと言ったって仕方がないんですが。
受け(満)の一人称で進むのもちょっと取り残されてしまった原因かも。

あらすじは攻め(浩一)が交通事故で肉体はめちゃくちゃになって死んだはずなのに
何故か生きていてそのまま学校にも行ってしまって・・・みたいな感じ。
そんな描写がやけにリアルに描かれています。
だんだん本当に思えてくるから不思議!

テーマは「生と死」なのでしょうか。
浩一は二度、死んでしまうわけで。
そして満(受け)はいつかその時が来てしまうことがわかっているわけで。
そこら辺は・・・よかったなあと思います。榎田さんに筆力がすごい。
ユギさんの挿絵も麗しいのです。高校生っていいなあ。


しっかしなんで自分は入り込めなかったんだろうなあ。
上手くテーマを読み取るもできずしまいでした。勿体ない。
なーんかしっくり来ないまま読み終わってしまったなあと。

きっとまだ死というものがわかっていないからなのかなあ。
それとも死にネタそのものが苦手なのか。
10年後くらいに読んだらまた見方が変わりそうだなあと思います。

設定を見てから買った方がいいと思います。
入り込むことができたらきっともの凄い感動的な小説だと思います。
悪い小説ではないですよ!!勿論。

永遠の昨日 (CROSS NOVELS)
榎田 尤利 / / 笠倉出版社






そもそも自分は「感動小説」が苦手なのかも。ドライ・・・なのか?
可南さんなら、感動作といわれる「指先」よりも日常的な「ちゃんと待ってる」が好きだし
高月さんの緋色も自分にはまったく合わなかった・・・。。

杉原さんの世界が終わるまできみとは好きだけどね。
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by syukarin71 | 2008-07-27 22:47 | BL小説レビュー

ビター・スイート・レシピ    月村 奎

発売したときから
すっごくすっごく読みたくて
とうとう今日読めたのですが・・・。

狂おしく萌えました!!!!
フォントサイズを7にして叫びたいくらい。

自分は月村さんも挿絵のハイジさんも本当に本当に大好きなので
もし期待外れだったらどうしよう・・・と思ったのですが杞憂でした。
大好きな作家さんと大好きなレーターさんが組み合わさったら最大の萌えがやってきました。
過去の月村作品の中でもかなり上位にくるくらい好きです。

ビター・スイート・レシピ (新書館ディアプラス文庫 192)
月村 奎 / / 新書館
☆☆☆☆(4.5)

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by syukarin71 | 2008-07-15 23:02 | BL小説レビュー

2008 上半期BEST&WORST

今年からaya-meさんにあやかって
読んだ本をデータベース化しているのですが
なかなか楽しいものです。評価をつけるのが楽しい!
好き勝手書いていますとも。

上半期は全部72冊読みました。
乙女ロードで買ったり、ピーナッツ王国からたくさん届いたりして。
他のブログ様に比べたらまだまだ足りないですが
結構読んだ方じゃないでしょうか。長いシリーズものはほとんどないですしね。

ちなみに72冊中木原さんは12冊です。
いい具合にコノハラーになりつつあります。

漫画も50くらいは読みました。普通の小説もちょこっと読みました。


というわけでベスト企画です。
新刊に限らず今年読んだ中での上位を書いています。
2008年刊行にはマークつけました。


小説部門

1位【美しいこと(下)】※新刊

寛末氏ね!!!!
本当の意味での「痛さ」がある作品です。
もうこの男をほんとどうしてくれようか。
…大好きなんだけどね。ほんと。

美しいこと(下) (Holly NOVELS)
木原 音瀬 / / 蒼竜社
☆☆☆☆☆




2位【愛と混乱のレストラン】※新刊

シリーズ物の第一作目ですが完成度が高い。
一体これからどんな世界が繰り広げられていくか楽しみで仕方がありません。
高級フレンチレストランという舞台も良い!

愛と混乱のレストラン (二見シャレード文庫 た 2-11)
高遠 琉加 / / 二見書房
☆☆☆☆(4.5)




3位【恋のはなし】※新刊

上半期は4冊刊行とかなりハイペースでの仕事だった砂原さん。
この作品は世間ではあまり評価が高くないようですが
自分はすっごく好きです。鏡がエロいこと…!!
攻めはあんまり最低じゃないとは思います。
砂原さんのエロに超絶萌えたのでこの評価。

恋のはなし (新書館ディアプラス文庫 181)
砂原 糖子 / / 新書館
☆☆☆☆(.4.5)




以下、自分の中での4以上の作品紹介

【それは言わない約束だろう?】久我有加
(関西弁のおっさんがたまりません)※新刊

【DEAD SHOT英田サキ
(シリーズラスト。ワクワクした)

【恋は甘いかソースの味か】久我有加
(たこ焼きがすごく食べたくなる)

【ロマンスの黙秘権シリーズ】うえだ真由
(究極のスーパーヘタレ/笑)

【ウミノツキ】いつき朔夜
(受けの可愛さはピカイチ!)※新刊

【恋になるなら】渡海奈穂
(読んでいて飽きなかった)

【情熱の温度】木原音瀬
(メンヘラおっさん受けvv)

【恋について】木原音瀬
(職業が面白かった!)

【世界の果てで待っていて】高遠琉加
(2人の関係大好きです)



以下、ワーストです

ワーストランキング(閲覧注意)
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by syukarin71 | 2008-06-30 21:09 | BL小説レビュー

世界の果てで待っていて ~天使の傷跡~  高遠琉加

うわあすっげえ萌えました!
高遠作品の中でもかなり好き。


探偵×刑事

探偵の方は元刑事で2人は同僚です。
そう・・・この2人の関係がたまらなくって!
一度っきりの・・・そして少し反則?のようであった体の繋がりとか。
そしてお互いを尊敬しあう感じとか!言葉では言い表せない何かが2人の間にはあるのです。

1つの事件を通して進んでいきますが
その中からだんだんと過去がわかっていくという形式です。
エロとかはほぼないです。ていうかBL的に終わっていません。

でも!でも!
自分は本当に満足です。高遠さんの静謐な文章に
渋谷の雑踏の中という舞台・・・そして探偵×刑事とまできているのだからこりゃもう。。

じっくりと堪能してもらいたい1冊です。
続編出るのかなー?2005年の作品ですが、3年立っても出ないとは。。
雪舟さんの影響なのかな。いやでも雪舟さんの挿絵は本当にすばらしいので変えてまでは出してほしくないですが。。

だけど甘々な2人も見てみたい・・・です。

世界の果てで待っていて ~天使の傷跡~ (SHYノベルス138)
高遠 琉加 / / 大洋図書
☆☆☆☆
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by syukarin71 | 2008-06-29 20:22 | BL小説レビュー

淡雪   真崎ひかる

テスト後に読む小説はまた格別ですね!

良い高校生同士があるってオススメされて買いました。
高1×高3です。

受けが高3って・・・まさに自分!(何を言う)
しかし・・・後輩とどうこうはちょっと考えられないなあ(考えなくてもいい)
まあこれはバイト先が一緒になったというパターンですが。

真崎さんは結構冊数出しているので知ってはいたのですが
初めてでした。リーフとかプリズムとかで良く書いていたので
軽い感じの作家さんなのかなーと思っていたのですが違いました。
切ない系の高校生モノでした。

感想は・・・いやほんと「若いっていいなー」って感じでしょうか。
ぐるぐる具合がまた良かったです。
受けがまた可愛いくって。
攻めは朴訥な感じが好きでした。
自分は欠点のないスーパー高校生が苦手なんですが
その一歩手前ってな感じで、むしろ憧れる感じが・・・!!

そしてこの小説の魅力は
主人公たちのバイト先であるタルト専門店(?)で出てくる
タルトがすごーくおいしそうってことでしょうか。
甘そうなタルトだけでなくお惣菜ぽいタルトもすごくおいしそう。
食べ物がおいしそうな小説って良いですよね。

サブキャラの店長もすっごく素敵な人で!
店長が主人公の小説もあるらしいので買わなきゃーなんて思います。
この店長を見ると、エンドレスゲームの櫻井を思い出します。

とにかく正統派な高校生ものでした。
途中に入る安っぽいエピソードはちょっとアレでしたが
全体を通して楽しめたから良いです。
切ない高校生が読みたい人には買いでしょう!若い子の恋っていいなあ。


淡雪 (幻冬舎ルチル文庫 ま 2-2)
真崎 ひかる / / 幻冬舎コミックス
☆☆☆(3.5)
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by syukarin71 | 2008-06-08 20:41 | BL小説レビュー

NOWHERE   木原音瀬

自分はそこまでおっさん好きではないです。
触手が動かないっていうのが1番なのでしょうか。

しかし・・・しかし・・・
恐怖の50才親父受けに足を踏み入れてしまいました!
これぞ木原ワールド。しかも満足度がすごく高かった。
これまでのホリーの名作にも劣らないと思いますよ。


NOW HERE (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)
木原 音瀬 / / 蒼竜社
☆☆☆☆

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by syukarin71 | 2008-06-01 18:53 | BL小説レビュー

年下の彼氏   菱沢九月

九月さんの新刊は
やたら分厚かったです。
300P以上あってなかなか読み応えがありました。

その割にはあんまり話が進まなくって同じことの繰り返しなんですけどね。。


大学生×塾講師で
タイトル通り年下攻めです。
九月さんはシンプルなタイトルが好きなのでしょうか。
こういうタイトルは椎崎夕さんぽくもありますね。

いつもの北陸とは違い、どこにでもありそうな街という設定です。
300Pあるのでくっつくまでにどこくらい紆余曲折があるんだ!と思いましたが
始まった時点でもう相思相愛で・・・意外とサクサク進んで・・・。
そして例の如く当て馬が登場して・・・。割と展開は早かったです。

じゃあどこでページを割いているのか・・・というとエロでしょうか。
すごく初々しい可愛らしい行為シーンを見れて満足です。
まあ二人ともすごく純愛な感じがするのがいいなあ。
そして攻めが誠実な感じですごく好感が持てました。

ただ・・・やっぱり中盤長かったかなあ。
まあでも日常っぽい作品の中でも付き合ってからが長い方が好き!っていう人や
眼鏡で可愛い年上の受けが好きな人にはなかなか買いかと思われます。


年下の彼氏 (キャラ文庫 ひ 2-7)
菱沢 九月 / / 徳間書店
☆☆☆
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by syukarin71 | 2008-05-30 21:34 | BL小説レビュー

ホテル・ラヴィアンローズ   高遠琉加

自分はヨーロッパ一周よりも
阿寒湖の温泉で一泊の方が贅沢に感じます。。

ああでも愛の逃避行だけは別です!
そんな感じで感想です。


オムニバス形式で短編が3つ入っています。
だけど全部にドラマがあって
満足度は3冊分!といっても過言ではないかも。
自分は1つ目がぶっちぎりで好きです。
高校生の愛の逃避行です。たまらなく好きです。

2つ目3つ目も嫌いではないのですが
1つ目がすごく好きすぎて・・・。
というわけで感想は「ホテル・ラヴィアンローズ―青―」を中心に。


高校生×高校生です。
ホテルは確かに重要なキーとなりますが
ホテルマンを目指す話ではありません・笑

人を刺してしまったという出来事の後から

「なんかもう、全部捨てて、どこか遠くへ行っちまいたいな」

そんな台詞から始まる逃避行です。
勿論、自由になれるはずなんてないんだし
そもそもたかが高校生なんだから無理があります。
それでもね・・・走るんですよ!見たこともない大きな場所に向かって。

2人ならなんでもできる・・・という感じもよかったなあ。
銭湯のシーンだとか、警官から逃げるシーンだとか良かったなあ。
とにかく2人の距離感がたまりません。

そして、薄々気付いていた「終わり」の後の行為シーンはたまらなかったです。
ああ高校生良いなあ!
これもある意味キラキラしているという部類なのでしょうか。
ラストシーンも好みでした。


__誰か時間を止めてくれ。
今だけは、滝口と二人だ。
街の片隅で、夜の底で、俺たちはこれ以上にないくらい二人きりだ。__



ホテル・ラヴィアンローズ (B-PRINCE文庫 た 1-1)
高遠 琉加 / / アスキー・メディアワークス
☆☆☆(3.5)


来月のビープリは不作かな(´・ω・`)
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by syukarin71 | 2008-05-29 22:43 | BL小説レビュー

情熱の温度   木原音瀬

羊でおやすみシリーズって毎回思うんですけど
余計興奮しちゃうんじゃないかなあ・・・って。
いや既出のネタですけど!でもああいうコンセプトのCDは売れるんだろうなあ。
vol.12とかすごいですね。ちょっと聞いてみたいシリーズではあります。


で、先週は木原さんのアイス文庫「情熱の温度」を読みました。
絶版になるの早いなあ・・・ほんと。
まあでもレアだからこそ良いってのは少しあるのかしら?
自分は某腐男子様から恐れ多くも頂いてしまいました(2冊持っていたらしい)
本当にありがとうございます。届いたときはもう感涙ものでした。

作品も面白かったなあ!
少しメンヘラ入っているおさーんが愛おしくてたまりませんでした。

情熱の温度 (アイス文庫)
木原 音瀬 / / オークラ出版
☆☆☆☆

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by syukarin71 | 2008-05-20 21:18 | BL小説レビュー

愛と混乱のレストラン  高遠琉加

そろそろ学祭へ向けて動き出しています。
今はブロックテーマを決める時期で
本気で「BOYS LOVE」と書いたのですが却下されました。くそう。(※自分はB組)

で、代替案として出したものが意外と最終選考まで残っちゃったりしました。
「ブロードウェイ」です。自分ミュージカルなんて見たことないのに。

でも言えません。
シャレードの神奈木さんの本のタイトルから連想したなんて言えません。
あれはブロードキャストだから全然違うけどね。

まあ選ばれたら嬉しいなあー。割と作りやすいとは思いますけどね。
ファントムのコスプレとかするのかしら!


そんな感じで、シャレード繋がりの感想です。。
これ2月に発売されたときは
続き物ってことでちょっと敬遠したのですが・・・。
やっぱ思い直して買ってよかった!すごく楽しかったです。
高級フランス料理店が舞台なだけあって見慣れない単語も結構出てくるのですが
それがまた心地よい。

職業はかけ離れていますが「しあわせにできる」の本田さんが好きな人には間違いなくオススメ。

愛と混乱のレストラン (二見シャレード文庫 た 2-11)
高遠 琉加 / / 二見書房
☆☆☆☆(4.5)

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by syukarin71 | 2008-05-14 21:19 | BL小説レビュー